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時計取扱方心得 明治25年

24. 23頁 - 平素の心得(続4)

23頁

平素の心得

若し之れを取外さずして手荒く揺るがすときは振り玉を料理する根元の最も薄きバネを損することあるべし 又此時計の遅速を正しくするには左の方法によるべし 即ち三分進むときは振り玉の下部にある丸き捻子を一回り捻じ下げ遅るるときは同様にして捻じ上くべし 如此にして正当の時計に復すべし

時計は甘んじて高価のものを購求せざるべからず 高価なるものも低廉なるものも均しく同数の器械より成立するものなるにより 其価の低廉なるものは製造の当初に於いて多年の継続を以て目的とせす故に只器械が具備すると云う迄にて其運動の如きも 遅速常なり稍々もすれば時計師の手を借らざるべからざるに至るのみならず

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