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時計錦絵

15. 郵便錦絵

四日市駅逓寮の時計塔

東京名所図絵、江戸橋駅逓局、三代広重筆
明治11年、木版色摺、34x23cm

郵便発祥の地、日本橋区四日市町は明治4年郵便制度が実施されたとき駅逓司と四日市郵便役所のあったところで、 明治7年4月30日に瓦葺き木造漆喰仕上げ二階建て洋風建築の新庁舎(駅逓寮)が竣工しました。 一面文字板の時計塔が正面入り口上部の切妻中央に設置されて、これが時を知らせ、東京名所の一つとなっていました。

時計は、ファブルブランド輸入の舶来製で、文字板の直径は4尺、時打ち装置は止められていたと伝えられています。 新事業の郵便と文明開化のシンボルとして脚光を浴びたことは言うまでもなく、 この他にも数多くの錦絵や名所図会にも取り上げられていますが、惜しくも、明治21年2月の失火により時計もろとも焼失しています。

開化進歩日用雙六(複製) 明治12年

駅逓寮正面の時計を図柄にしたコマに、「目當(めあて)の時計」とタイトルがついている。 東京見物の目当ての時計ということか。

初期の郵便局

木版画、明治21年10月刊、女用消息文、大野定子著より

明治20年代の地方郵便局の様子がうかがえる。
左に赤い郵便を運ぶ逓送車、郵便配達夫や郵便脚夫、ガス灯に電信柱が興味深い。右奥は小学校です。

電報配達夫

引札、電報配達、 巨泉筆
明治36年、石版色摺、26x37cm

郵便、電報配達夫がスポーティーな自転車で格好よく決めています。 バックに時計塔やアーク灯、碍子の多い電信柱など当時の街並みが見て取れます。 明治36年の略歴と郵便料金表の早見が付いた正月用引札の傑作です。

初期の黒ポスト(団扇絵)

引札、木版、明治30年代

初期の黒ポストと郵便料金や郵便配達夫が描かれています。


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