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修理の例

5. 枠と機械の洗浄

枠の洗浄

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角形オールゴール置時計

枠と機械の洗浄

  1. 天板を分解する

    天板は二重構造になっています。洗浄すると隙間に洗剤や水が入りますので、 取っ手を裏側から止めているナットを外して、分解しておきます。 今回は取っ手を交換する都合もあり、そのためにも分解が必要です。

  2. 天板が二つに分かれました

    バラバラになりました。鉄製の四つの柱は抜き取ります。

  3. 外装品を洗浄します

    金属もガラスもいっぺんに洗ってしまいます。 油汚れ用のスプレー式界面活性剤(マジックリンなど)の原液を吹き付けて数分待ち、古い歯ブラシなどで軽くこすります。 マジックリンは塗装してあるものには使用しないでください。あっという間に塗装が褪色します。 角置き時計の裏蓋の金色には影響はありません。

  4. 乾燥します

    水洗いして洗剤を良く落とし、乾燥します。冬場や乾燥を急ぐ場合はドライヤーを使います。

  5. 機械の洗浄準備

    今回の機械は特に大きな不具合がなさそうですし、また錆もないので、分解せずに丸洗いを行います。 例外的に天府だけは取り外します。これは天真の磨耗具合をチェックするためと、受ネジの中をちゃんと洗うためです。 天府はヒゲゼンマイを固定しているヒゲ持ちクサビをヤットコで引き抜き、その後天府を少しずつ回転させながら、 ピンセットでヒゲゼンマイをヒゲ持ちから抜き、受けネジを緩めることで外れます。 写真は取外した天府とクサビ。 天府を取外す前に、ヒゲゼンマイがどの位置でクサビにより固定されていたか記憶しておいてください。

文字板の洗浄

アルミ文字板の洗浄

今回は珍しくアルミ文字板だったので、文字板の表面を中性洗剤を使って刷毛で洗いました。 傷はとれませんが、汚れはある程度落ちてすっきりしましたね。

機械の洗浄

機械の丸洗い

強い油染みを自動車の表面仕上げ剤(0.7ミクロンコンパウンド入り)を綿棒につけてゴシゴシと取り除いた後に、ベンジンで刷毛洗いしました。 かなりすっきりしたと思いませんか。Afterの写真は、受けネジと天真をきれいにした後に、再度取り付けた状態です。

注油

注油

汚れとともに油を全部落としてしまいましたので、乾燥を待ってからしっかりと注油します。 ゼンマイにはゼンマイ油を、ホゾやガンギには大物用のホゾ油をさします。 オルゴール時計ですので、風切羽根があります。この軸は高速で回転するため忘れずに注油します。

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