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アンチモニー枠 毎日巻機械

6. 唐草 【精工舎】

No.812 唐草 イブシ

メーカー 製造年代 大きさ 仕様・備考
精工舎
SEIKOSHA
大正初期〜大正12年頃 高 三寸八分
幅 三寸
文字板二吋
毎日捲きビー機械、アンチモニー側

手のひらほどのかわいいサイズのイブシ唐草。流金タイプもあるようです。
唐草という名前がついていますが、この文様はプランター等にもよく使われているもので、 ギリシア時代を代表する植物文様のAcanthus(アカンサス)ではないかと思ます。

初期のものは星の形がきれい

文字板中央の金色飾り板の模様がはっきり、くっきり、とてもきれいです。 この時計の製造期間は、大正初期から関東大震災までと思われますが、 きれいにプレスされているので、大正初期かな〜。 (同じ模様でも若い時代のものは、模様がぼやけてきます) 6時下は「Manufactured by Seikosha,Tokyo,Japan.」

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ヒゲゼンマイを交換

左: 交換前の故障品
右: 交換した新品のヒゲゼンマイ

時計を振って、1・2秒しか動かないので、機械を点検してみたらヒゲゼンマイが御覧の状態。 ここまで縺れると修正する気力が湧かないので、新品に交換しました。

アンチ枠2種類の比較

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No.812 唐草 古銅色

2種類の比較

当時のカタログより

811 唐草 金色  金五円六十銭
812 唐草 古銅色 金四円参拾銭

大正10年5月 精工舎掛時計・置時計目録

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