6. コマ印 両鈴目覚 【英工舎】
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| メーカー | 製造開始年 | 大きさ | 仕様・備考 |
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| 鶴巻時計店英工舎(東京) | 昭和初期頃 |
本体直径11.5cm 高さ17.5cm 文字板径三吋半 |
毎日巻き、目覚付 Brass Case Nickeled (真鍮胴ニッケルメッキ) 紙製文字板 |
んー、珍しい、程度もいい、格好もいい、三拍子揃ってます。
でもまだ手入れしていないのですぐに止まります(笑)
両鈴目覚は昔の広告をみると「ノギアラーム」と読み仮名がふってあります。
欧米の呼び方と思われますが意味は不明です。
裏蓋の内側に鉛筆でひとつだけ修理履歴が書き込んであるのですが、残念ながら読み取れません。
時代は、精工舎の「 NO.910 扇印ヘソ形両鈴目覚」と同年代と思います。
機械は精工舎の扇印に良く似た小さめのもので、英工舎のトーチマーク(聖火?)があります。
精工舎がそうであるように、この「コマ印」の英工舎も○にTSUマークに対して廉価版の位置づけの製品と思われます。
鈴がひとつの一般的なヘソ目は、脚二本+鈴の柱一本=計三箇所でゴトクにネジ止めされていますが、
この時計は、脚二本+鈴の柱二本+鈴のストッパーのネジ一本=計五箇所で固定されているので
とてもガッチリしています。
後姿の画像に見える丸い穴空きタイプの巻き鍵は英工舎の特徴です。
文字板のデザインが違うタイプ
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コマ印の商標 |
こちらは文字板のデザインと針の形が若干異なる仕様です。
上と同じ機械ですが地板に英工舎のトーチマークの刻印はありません。
上の時計より、少しばかり時代が新しいと思われます。
RIGHT銘の文字板
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裏蓋は鉄に銀色塗装 |
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こちらの時計の文字板は、コマ印の商標の替わりに「RIGHT」とあります。
天輪が真鍮ではなく安っぽい合金でできているなど粗雑な造りであることから、
時代は戦後昭和20年代のヘソ目終焉期の製品と言えます。
右写真は両鈴ではない普通のヘソ目の「RIGHT」の文字板裏の修理履歴ですが、
最初の修理が昭和21年10月で最後が29年3月となっています。
英工舎の昭和22年の目覚時計の生産実績は、月産2,000個で、精工舎と比較すると十分の一以下の製造数ですから、
この時計の生産数は多くなかったと考えられます。
地板にはトーチマークなし |
修理履歴(昭和21年10月〜29年) |
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