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ヘソ形目覚 両鈴

3. ヘソ形両鈴目覚(音響大ナリ) 【精工舎】

左:No.905 ヘソ形両鈴目覚(音響大ナリ)、右はドイツ製
メーカー 製造開始年 大きさ 仕様・備考
精工舎
SEIKOSHA
明治35年〜昭和初期 高 六寸 毎日巻き、目覚付
日巻き鉄製置時計
紙製文字板
金 三円四十銭(昭和5年7月精工舎カタログより)

左が、精工舎で、ヘソ形目覚をひっくり返して鉄製の台に載せ、左右に鈴を置いた時計です。
通常のヘソ形目覚ましは、明治32、33年あたりから作られ始めますが、このヘソ形両鈴は明治35年から精工舎カタログに登場します。 大正2年のカタログには、「音響大ナリ」とあり、昭和初期のカタログにも存在するので、 製造期間は通常のヘソ目と同じようにずいぶん長かったようです。
12時下が秒針で6時上が目安針ですので、文字板が傷むと代用品を見つけるのが困難です。 時々普通のヘソ目の文字板を取り付けたインチキなものを見かけます。気をつけてください。
右は、ドイツ製。貫禄があります。精工舎のものはこういった時計を参考にしたと思われます。

機械

ヘソ形目覚の機械を逆さまにマウント、ゴトクは鋳造

拡大写真提供 : いっぽさん

当時のカタログから

ヘソ両鈴目覚(音響大ナリ)

大正2年7月 精工舎カタログ

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