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ヘソ形目覚 両鈴

13. 三鈴目覚 【THOMAS HALLER】

三鈴目覚(独)

メーカー 製造開始年 大きさ 仕様・備考
Thomas Haller(ドイツSchwenningen) 昭和初期頃 本体直径11.5cm
文字板径三吋半
毎日巻き、目覚付
真鍮胴ニッケルメッキ
紙製文字板

この時計はカタログで存在を確認していましたが、実物を目の当たりにするとやっぱり三つは迫力があります。 両鈴の真ん中にさらに大きな形状の違う鈴をつけていますが、 打方機構自体は普通で、通常のシュモク真に2個の打棒を取り付けているだけですが、 2個の玉が同時に左右の鈴と真ん中の鈴を打つので、音の高さの異なる2種類の鈴が同時に響く和音としての面白さがあります。 但し、真ん中の鈴は長い打棒を使っているので、良い音を出すためには職人技の調整が必要です。 実際、昔の職人が調整に苦労してケースを削ったりいろいろチャレンジした結果諦めた形跡がありました。(笑)

裏蓋は真鍮ではなく鉄製です。 発想としては面白系であり、グレードの高さを求めた製品ではなさそうです。

文字板

裏には昭和15年12月の修理履歴のサインがありました。 昭和15年(1940年)は第12回オリンピック東京大会が「幻の東京オリンピック」となった年ですね。

機械

打玉が2個ついている他は普通の機械です。

当時のカタログより

珍品三鈴目覚と三鈴夜光目覚

植村時報(植村時計店・大阪)
大正13年10月1日印刷、第13巻10月号より

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