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数回打目覚時計 : INTERMITTENT

17. タムタム TAM TAM 【キンツレ】

No.2002B 夜光ナシ

KIENZLE タムタム数回打

メーカー 製造年代 大きさ 仕様・備考
キンツレ
(ドイツ)
昭和5年頃 直径12.5cm 毎日巻き 目覚付(間欠切替式)
ニッケルメッキケース
板ガラス
紙製文字板(裏側金属板)

国産の愛知や明治時計の間欠式ベル目覚のお手本になった時計と思われます。 さすが、本家本元だけあって、国産より上品な仕上がりです。 なぜか、文字板にまったくメーカー名を示すものがなく、機械にもノーマークと思ったらありました。 キンツレのトレードマーク。なんと鈴の打玉に刻印があります。 機械は右の画像のとおり、国産の愛知などと見た目はほぼ同じですが、ドイツらしい大きな天輪が特徴的です。 天輪が大きいだけあって、精度がよく今でも目覚にしてはかなり正確に時を刻みます。
裏蓋にはたくさんの修理履歴があり、定期的に手入れされながら大切に使われてきたことがわかります。

6.5.19 , 8.8.18 , 14.8.11 , 17.2.12 , 24.10.22

当時の値段は、昭和四年のカタログ「CLOCKS NO.103 THE YOSHIDA WATCH CO.」によると九円。高級品です。

機械

No.2009 ニッケル銀エトウ夜光

こちらは、夜光文字板で文字板に「TAM TAM」の文字とキンツレのマークがあります。 機械も上のタイプからすいぶん仕様変更されています。裏蓋は四点で固定され安定感があります。

昭和8年カタログより

ニッケル夜光ナシ 1ケ ¥8.80

ニッケル銀エトウ夜光 1ケ ¥10.00

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