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数回打目覚時計 : INTERMITTENT

4. SIGNAL CLOCK ARES & CO., 【精工舎改】

精工舎の新数回打を改造したもの

用途不明

メーカー 製造年代 大きさ 仕様・備考
精工舎
SEIKOSHA
昭和初期 真鍮製三吋半文字板 毎日巻き 目覚付(間欠式)
真鍮にニッケルメッキしたケース、 裏蓋は鉄製、台は真鍮製
二分間隔でベルが鳴る

精工舎の新数回打を改造した「シグナルクロック」という時計です。
数回打をタイマーのように改造したもので、目覚ましとしては使えません。 鳴り方が不思議で、二分に一回ちょうど秒針が60秒を指した時に「チン」と鳴り、その20秒後にまた「チン」と鳴ります、 そして1分40秒沈黙して、前述のチン・チンを繰り返す。 どのような用途に使われたものなのでしょうか?

改造品はいい加減な構造の場合が多いですが、この時計は頑張って作ってあります。
時計本体にネジ止めされた黒い台は真鍮製でとてもしっかりできていますし、文字板はなんと真鍮製です。 新数回打と同じ字体の数字は金色で文字板に浮き出たような感じになっています。12時下のRとSを指す小さな針もかわいいですね。 機械の方も写真左下のほうに幾つか歯車類が追加されていますが、そのの出来は良いです。
ARES & CO., とありますが、どのような会社か不明です。
時代は、裏蓋の内側に15.11.6と書き込みがありますので、昭和15年以前の製造で戦前です。

文字板

紙ではなく真鍮製
SIGNAL CLOCK
ARES & CO.,

機械

地板には鍵Sマークあり
打方機構をマジメに改造しています

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