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大理石枠

2. 流金人物付 【精工舎】

No.980 流金人物付(天地白オニキス)

写真提供 いっぽさん

メーカー 製造年代 大きさ 仕様・備考
精工舎
SEIKOSHA
大正5年頃〜12年(関東大震災まで) 高 七寸五分
幅 六寸
八日巻打方ナシ

金色の人物(像)は、天使が果実からの滴をすくって飲んでいる姿です。 像はアンチモニー製のため、左右の差し込みの果実の枝の根元部分や天使の羽がとれたり折れたりしやすく、 完全な形で残っているものは稀です。
機械は八日巻きの打方無しで、裏蓋を開けた写真に写っている丸いものが、八日巻きゼンマイの香箱です。

この時計は、大正2年のカタログになく、大正5年のカタログの巻頭に載っていますので、 発売開始はこの辺(大正5年あたり)と思われます。
大正5年のカタログでは、天板・台座の素材が3種類あり、 価格は白石(本品)が22円50銭、青石も同額、大理石は18円75銭と記載されています。 また大正10年のカタログでは、大理石が27円50銭、白オニキスが42円の二種類となっています。
大正10年当時は第一次世界大戦とその後の好景気で物価が急上昇した時代で、 記録によれば大卒初任給が50円位だったそうですから、非常に高価な時計だったようです。

No.980 流金人物付(天地大理石)

【再生部位】
@台座の大理石
A天使がすくってる部分の枝の根元から先(右側)

天地の石が大理石のタイプです。
大理石は少し赤い石です。 この時計の台座はオリジナルの石が割れていて新しい石を石屋さんで加工してもらって入たものです。 石屋さんの話では、「昔は国産の大理石を使っていたが、現在は国内産はなく全部外国産」とのこと。 同じ色がなく色変わりになりました・・・。(天板がオリジナルの色)
アンチの欠損部位は鉛で再生。

当時のカタログ

大正5年7月

服部時計店掛時計置時計目録より


大正10年5月

服部時計店精工舎掛時計置時計目録より

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