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時計の栞

2. 時計の沿革

人類の歴史に時計の発祥として記録されたものは、実に西暦紀元前七百年頃の日時計を以て嚆矢とされています。

我国では人皇三十八代天智天皇の御代、紀元千三百二十一年六月十日に水時計が工夫されたのが始まりでありまして、毎年六月十日を時の記念日と定めて、 時の観念の普及に努めているのも、其の源を訪ねると現に発したものであります。

それから少し後れて火時計、砂時計が発明されましたが、是等は何れも時計云うには余りに幼稚なものでありました。 爾来星移り、年代わりて機械的の時計が発明されましたのは西暦九世紀の中頃イタリーのハシフィック〇正が歯車を用いた時計であります。 十三世紀の末頃にジャックと云う時計師が時報鐘を装置とすることを発明した頃から漸次改良進歩されて懐中時計の発明されたのは十六世紀の頃であります。 器械的の時計が日本へ始めて輸入されましたのは室町時代の末頃か徳川時代の極く初期で、 徳川時代には分銅引の櫓時計、尺時計、又稀にはゼンマイ引の枕時計が用いられて、日本でも長崎地方で多く製造したものであります。 其の頃の懐中時計は鍵巻で、高貴の人のみに愛玩されて一般の人民は懐中時計の有る事すら知らぬ程でありました。 明治十三・四年の頃からポツポツ龍頭巻にか入用されたのであります。 尤も針を廻すには現今の引出式と違い、龍頭の際に突出せる(ダボ)を押して廻したものであります。 鍵巻から現今の龍頭巻に改良される迄には随分長い年月を経たのであります。 大正の年代になって目覚しい進歩発達を遂げ、腕時計の全盛期を出現しまして小判、四角其の外いろいろの変わり型と・・・・・時計は何処まで進歩するでせう?

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