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時計を描いた焼き物

1. 伊万里焼染付櫓時計図大鉢

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江戸後期 伊万里焼
直径27cm

伊万里焼染付櫓時計図大鉢(径27cm)
大形の鉢の見込みに染付で櫓時計、北斗七星、方位磁石、猫と手まり、と思われる図柄が描かれた大変珍しい伊万里焼の鉢です。 謎解きのようなこの4つの絵の関係は何でしょう?

右上は櫓時計です。少し異型ですが江戸後期でもまだ時計はそれほど民間に普及していなかった為、錦絵でもおかしな 格好の時計の図がよく見られます。 このような時代ですので、時計を描いた焼き物は江戸期には大変少なく珍しいものです。
櫓時計の後には、夜空の大時計として有名なひしゃくの形をした北斗七星があります。
左下は方位磁石です。 ここまではすべて時刻を計るものと関係していますね。
そして最後に右下の猫と手まりです。おや、なんで猫なんでしょう。 猫の瞳孔は周りの明るさによって変化し、明け方と暮れは円く、正午になるとひきしまって糸のようになるのだそうです。 だから猫の瞳の開き具合を見れば時刻を知ることができるということで、実際に文禄慶長の役(1592〜1598)では 島津家十七代義弘公の軍団に七匹の猫がお供として連れて行かれ瞳孔の開き具合で時刻を推測したと言われています。
江戸時代は櫓時計と同じくらい猫目時計?が知られていたのでしょうか。興味深い図柄です。


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