10. 神谷時計製造 花篭時計
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神谷時計製造の最盛期、明治45年正月の絵葉書です。 左上にTMの商標、 中心には同社の得意とする変形時計の代表格「花篭時計」を置き、 左下には出ガンギ機械の文字板が丁寧に描かれています。 時計の絵はエンボス加工された立体的なもので、とりわけ花篭時計の鏡の部分と薔薇の花、 その周りを飛ぶからくり仕掛けの二匹の蝶がきれいです。
この絵葉書は実際に配達された実逓便(じっていびん)なので、製造年代は切手の消印から明治45年1月3日であることがわかります。 貼られている切手は菊切手の壱銭五厘で、 菊切手は1899年(明治32年)から1908年(明治41年)の9年間にわたって発行された普通切手です。 図案の中央には日本を象徴する菊花紋章が配置され、菊花紋章を囲うように「大日本帝国郵便」と書かれています。 菊花紋章が印象的な菊切手からは、日清戦争、日露戦争に勝利をおさめた日本の勢いが感じとれます。
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