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電池式振子時計 Battery Clock

5. マグナー電磁時計丸型32系 昭和33年?

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マグナー電磁時計 #3203型

贈 北海道薬品株式会社

メーカー 製造年代 大きさ 仕様・備考
マグナー電磁時計株式会社(名古屋) 昭和33年? 直径41.0cm、アルミ14吋ペイント文字板 接点式、単一電池一つで稼働、打方なし、色別マホガニー

製造年代は昭和33年頃と思います。 製造元を名古屋市上前津のマグナー電磁時計株式会社、販売は名古屋市中区春日町のナショナル電気時計株式会社としていた頃です。

事業所用型式#32nnの丸形ははじめて実物を見ましたが、 全体の大きさは戦前の12吋グレシャム程度のわりに文字板が14吋近くあるため大き目に見えて迫力があります。 木枠はしっかりとした作りで、機械を固定するための裏板は総アルミ製のため振子や機械は固定する位置がずれることなく安心感があります。 ガラスは木枠の形状に合わせて盛り上がり控えめにした凸ガラスでやさしい雰囲気です。 振り子の操作は、前面の扉を開けて6時下から行うか、背板に下方にあるアルミの蓋を開けて行うことも可能です。(写真5)

ペイント剥落との闘い

アルミ文字板のペイントは劣化が激しくそのままにしておくと風や振動で塗膜がパラパラと落ちてしまう状態でした。 或る程度の劣化ならばさっとクリア塗装をするだけで浮いた塗膜を固定できることもありますが、 今回のこの文字板は缶スプレーの風圧で塗膜が吹き飛んでしまうほど浮いていて、 かまわずたくさん吹き付けてみたら塗膜がさらに浮き上がって塗膜片がスルメイカのように丸まってしまう始末でした。 こりゃだめだ〜、もう無理、と一時は諦めかけたのですが、 塗膜が柔らかくなって文字板から浮き上がっている間にアルミに密着させるための溶剤を塗膜の下に潜り込ませる要領で湿布し何度も塗膜固定をしてから、 アルミ地金がでてキラキラ光っている部分はアルミサッシ用塗料で補色し、その後艶消しクリアで表面コーティングをして、さらに若干のエイジング加工をしました。 奇跡的にご覧の状態までに回復できて、ガッチリ固まってますので触っても全然平気です。

機械

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Movement 改2?

商標刻印あり

早い段階で電池が液漏れして通電しなくなった時計だったため、 機械は摩耗が少なくすこぶる調子が良いです。 上地板には商標が刻印されています。 送り爪と逆転止が別々になった改良型にさらにいくつもの改良を加えてあり、マグナー機械の最終形かもしれません。

当時の広告より

#3203型

重厚な木枠

木枠は広告写真では安っぽく見えますが、実際は出来が良く質感上々です。

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