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アンチモニー枠 八日巻

1. 宣徳銅 杵持つ兎 【精工舎】

宣徳銅 杵持つ兎

メーカー 製造年代 大きさ 仕様・備考
精工舎
SEIKOSHA
昭和初期 高さ 24cm
幅  31cm
文字板二吋半
八日巻ビー機械、ブロンズ側

あ〜忙しい、十五夜の餅つき準備を急がなくっちゃ〜。
杵を担いで臼を転がすブロンズウサギ君。
服部時計店 昭和五年七月発行の趣味乃置時計シリーズに掲載されている高級置時計のひとつです。 枠は宣徳色(せんとくしょく)の銅製で、機械は精工舎八日巻ビー、本来は蝋色塗台とよばれる黒い台がセットになっています。 床の間の置物にばっちりな傑作です。

旧暦で秋は7月、8月、9月ですが、その真ん中(仲秋)の月ということで旧暦の8月15日が十五夜です。 これを今の新暦におきかえると9月が旧暦の8月にあたりますが、旧暦ではひと月28日で計算するので その年によって十五夜の日が違います。
古代中国では「月で兎が不死の薬を()く」と考えられていたそうです。 それが日本に伝わってから「月で兎が餅を搗く」と変化したと云われています。 「満月」を「望月(もちづき)」と云いますが、これが「餅つき」と変化したとのことです。

反対側から撮影

当時のカタログより

No.159 杵持つ兎

趣味乃置時計 服部時計店 昭和五年七月

八日巻ビー機械

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