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米国時計会社

2. E.INGRAHAM(イングラハム)

西 暦 社   名 備   考
1861〜1880 E. INGRAHAM&CO. Bristol

最初に日本に入ってきた中でも、THEの定冠詞がつかないのが古いタイプです。
各種の時計を作っていますが日本には特異的にIONIC(日本で呼ばれる「四ツ丸」型)が殆んどです。 IONICとは古代ギリシャ建築様式のイオニア式様式の柱飾りから取られたデザインです。

  • IONIC・・・金四ツ丸
    design patent no.1504 dec.3,1861
  • IONIC Mosaic.・・・寄木四ツ丸

アイオニックはイングラハムのパテントです。アンソニアは同じ形のものをKOBEという商品名で出しています。
日本では四ツ丸はだるま型の愛称でも有名です。 当時の国産カタログ名は「四ツ丸」が殆んどですがダルマの愛称も古くから西日本で普及していたようです。

1880〜1884 THE E. INGRAHAM&CO. Bristol
1884〜1958 THE E. INGRAHAM CO. Bristol

創業者 エリアス・イングラハム

Elias Ingraham
1805 - 1885

E.INGRAHAM & CO カタログ(1880年)より

創業者エリアス・イングラハム(Elias Ingraham 1805 - 1885)は、元々家具職人で時計のケースを作ることからこの業界に参入しました。 1840年代はOGのようなケースに大型の日巻きの分銅引き機械でしたが、やがて独特のゴシックケースを生みだし、 他社にもコピーされ人気を博しました。

下はその頃のイギリス向け広告です。 このような置きスタイルはシェルフクロックと呼ばれて初期には多くありました。やがて掛け型の八角や四ッ丸型が出現して人気を得ます。

イギリス向け広告(1851年)

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