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戦前戦後

3. ニュー コロナ 【精工舎】

NEW CORONA

メーカー 製造年代 大きさ 仕様・備考
精工舎
SEIKOSHA
昭和19年頃 高 四寸
幅 三寸六分
文字板 三吋半
毎日捲き、アルミ製文字板

内鈴目覚ましの初期型コロナの次の機種と思われます。
内鈴は廃止され、裏蓋が鉄でそれを直接叩く普通のタイプになっています。 文字板は戦中戦後に良く見られるアルミ製です。昔の広告を見ると(右画像)枠はクロームメッキと塗装タイプがあり 文字板はこのタイプの普通干支の他に夜光が数種類あったようです。

この時計、オーバーホールをするために裏蓋を開けたら、昭和19年10月9日(水)〜昭和47年10月28日(土) まで約30年にわたって規則正しく二年毎にオーバーホールをしていた履歴がびっしりと裏蓋と文字板裏に書かれていました。
二年毎に定期的に30年間にも渡ってオーバーホールに出していた持ち主もすごいですが、修理履歴に毎回曜日まで書き込んで いた時計屋さんも面白いです。
機械のほうは、長いこと使われたわりに減りが少なく、まだまだ十分現役で活躍できそうです。

当時の広告より

1949(昭和24)年4月

JOURNAL OF THE HOROLOGICAL INSTITUTE OF JAPAN

ニューコロナ 普通支・夜光支

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