1. 表紙・背表紙
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この景色が「日本の象徴」だと言わんばかりの鮮やかな表紙です。
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日本時計の輸出用クロックカタログ。 両面印刷の一枚ものですが、鮮やかな表紙がとても魅力的で、会社概要もあって充実した内容です。 製品は数字の品番で管理されていますが、基本的に文字板のサイズで分類していたように感じ取れます。 日本時計の特徴である中三針機械の製品は、 丸型のグレシャムとトーマスの一部に "with sweep second hand" としてラインナップが3モデルのみであることから、 このカタログが製作されたのは昭和20年代後半と考えられます。
全体はこんな感じ
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製品をごちゃっと集めたようなカタログで、製品名はほぼ品番のみ。 その品番は、おそらく文字板のサイズで大枠を分類するような体系にしようとしたと考えられますが、 思いのほか七吋、八吋の製品が増えてしまって体系が崩れ、あーーもうどうにもならん・・・的な葛藤を感じます。 16吋トーマスはNo.16とか行き当たりばったり感バリバリで、その他は1000番台にしておけば大丈夫だろうとか担当者の気持ちが伝わってくるようで、 WEB化作業しながら笑ってしまいましたが、当時の会社の様子が感じ取れる貴重な資料だと思います。
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