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KOSEISHA

3. 中金筋(自製機械・刻印なし)

中金筋 初期の自製機械

メーカー 製造年代 大きさ 仕様・備考
KOSEISHA
(東京)
明治20〜30年代(推定) 文字板十吋
全高56cm
八日持、打方付、ペイント文字板

このタイプはどうやら KOSEISHA初期の定番らしく、前の金筋とほとんど同じものです。 比較的オリジナル度が高い資料で鍵や振り子もオリジナルと思われます。 初期自製機械にも刻印入りと刻印がないタイプがあり、今後の発見を待って考証を進めたいものです。

文字板

鍵KマークとKoseishaの文字

10吋手描きペイント、12時の下に鍵Kマーク、 6時の上にKoseishaの花文字、細い直角三角形飾り環などすべて同様なものです。 裏には沢山の修理書き込みがありますが、墨書きのものが古いようですので401222、明治40年12月22日が一番古い書きこみでしょうか。

機械

KOSEISHAの刻印なし自製機械

初期同様のトーマスタイプの機械、巻止装置付きだが外されている。 地板はネジ止め、刻印はなし。自製機械

振子室ラベル

DIRECTION
If the Clock runs too fast, lower
ball, if too slow raise it by mean the nut
under the ball
KOSEISHA
CLOCK FACTORY,
TOKIO. NIPPON.

黒字金彩のラベル。

同様の下六、上開き下窓金丸硝子絵、黒柿風ペイントの上に金筋。 掛金は初期のテーパー型2本釘、ボン針台はSETH THOMASの浮文字有り。

振子と巻鍵

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