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精工舎 カラフ(夜光秒時計)

1. 夜光秒時計 Artillery Chronograph

資料 1

メーカー 製造開始年 大きさ 主な仕様
第二精工舎 1941(昭和16)年 17型 アンクル式、石数不明
チラネジ付丸テンプ
巻上げヒゲ
クロームメッキケース
金属文字板
直径5.2cm

画像提供:舶来さん

裏蓋の表面には「夜光秒時計一型乙」と「○に」 それに「192」の3点の刻印があります。
内側には「SKS」マークがあります。

『我が国で唯一ストップウオッチ付懐中時計で、最初は市販されずに直接、軍に納入されています。 ムープは17型ですが軍人が使用しやすいようにケースを大きく外形を23型に近い52.00mmにして います。たまにケースの小型のものも見かけます。文字板も黒で淡緑色の夜光塗料で針等がぬってある 品もあります。モーリスのクロノグラフをモデルとしています。』

日本の懐中時計より引用

終戦後は、精工舎が余った軍用の時計を国鉄に納入する分にまわしていたようで、 軍の刻印(○に「ト」刻印)が裏蓋内側に入った、「仙鉄」等の鉄道用カラフが存在します。

資料 2

裏蓋の表面には「○に空とNo.六○六六号」の刻印。
7石、10石、17石とある中、この時計は17石の最多石機械です。

受けに17JEWELSの刻印

資料 3

これは、私が骨董市で新潟の骨董屋さんから五百円でゲットしたジャンク。
裏蓋の表面には「夜光秒時計一型」と「○に空とNo.四八六七号」の刻印、 そして裏蓋の内側には「SKS」マークと「ト」と「錨」のマーク、""は東京管区を表すと言われて いますので旧日本海軍の東京管区のものということでしょうか? 内側にもう一つ蓋(ダストプルーフカバー)があって、それにも「SKS」マークがあります。

夜光秒時計一型
○に空とNo.四八六七号

「ト」と「錨」のマーク

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