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精工舎 婦人持懐中時計

2. MERCY

メーカー 製造開始年 大きさ 主な仕様
精工舎 1914(大正3)年? 13型 アンクル式、4石
変形丸テンプ、平ヒゲ
900銀専売側
二段瀬戸引き文字板

画像提供:ハッピーさん

「マーシー」は婦人用懐中時計で前述のウォルドと同じ年(大正3年)に製品化されたとされていますが、 当時の定価表を見ると大正5年12月発行でもまだ存在していません。もしかしたら製造開始は大正3年より少し後なのかもしれません。

この時計はローレル同様に同じ機械を使って腕時計版を併売していました。 機械は米ウオルサム社の腕時計機械を参考にしていると言われています。
ローレルよりもずいぶん簡素化された機械で、受けは一枚の板、アンクル爪石や振り石には金属が使われています。 テンプはチラネジ付のように見えますが、金属板を打ち抜き後にチラネジ付に見えるように加工したものです。
「ウォルド」「マーシー」の簡単な構造の機械は、エンパイヤと比較して精工舎としては 「腕の未熟な職人でも調子良く仕上がる良い時計」であったようです。
マーシーという商品名は当時国内で販売されて人気のあったスイスの「CYMA:シーマ」の逆さ読みであると言われています。
※CYMAの時計は、各種資料コーナーの「三越発売時計目録:大正10年5月」でご覧いただけます。

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