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時計の豆本

1. ボンボン時計

ボンボン時計

井上信夫述、限定三百部
名古屋豆本 第四十九集
1976年11月10日開板
切り絵・装本 亀山巌

10.1x7.4cm

先日、愛知県犬山市にある博物館明治村へ行ってまいりました。 入鹿池(いるかいけ)湖畔にあり、開村は昭和40年だそうです。 明治建築の保存を目的として、現在では敷地は100万平方メートル、明治の建物を中心とした野外設備は67件にのぼり、じっくり見ると一日では足りない規模です。

明治村には、時計も多く展示されています。 重要文化財である三重県庁舎の二階に「明治の時計展示室」があり、愛知県におけるボンボン時計製造の元祖である中條勇次郎の試作した八角合長掛時計や、 豊橋時計の自動地球儀時計を間近で見ることが出来ます。

さて、ここでご紹介する豆本「ボンボン時計」ですが、 村内の時計の復元修理・動態展示にご尽力された井上信夫氏の著書です。動態展示の経緯なども綴られておりますので、その一部をご覧ください。

明治の時計展示室

明治の時計展示室

三重県庁舎の二階
2012年5月1日撮影

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