1. 本打式モーター時計
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| メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
|---|---|---|---|
| セイコー | 昭和34年 | 全高37.5cm、幅24.5�p、アルミペイント文字板 | テンプ式CMクロック、平角四号(1.5V)乾電池使用、本打式二本棒鈴(同時打ち) |
低速CLOCK MOTOR(CMモーター)を使用したセイコーの本打式掛時計です。 CMモーターは日本真空時計株式会社(ジェコーの全身)が開発し、 昭和30年にトヨタ自動車が自動車時計に採用したのちに全自動車メーカーに採用されました。 このCMモーターを使って精工舎が日本で最初の本打式モーター時計を開発し昭和34年に発売されたのがこの時計と思われます。 その後に明治時計や高野などが販売したモータークロックは振子式です。 この時計だけテンプ式なところが特徴です。
時代はそれまでの機械的な接点構造を持たず非常に信頼性の高いトランジスタ時計が登場し、 精工舎としても電磁振子のトランジスタ時計(打方なし)を出荷した直後のタイミングです。 当時の開発者さんから話が聞けるならば、精工舎がテンプ式を採用した理由、それとCMモーター方式の時計の未来をどう捉えていたのか、 このあたりを聞いてみたいですね。
以下は勝手な推測です。
間もなくトランジスタ式が主流になりそうだ。 しかし今の電磁振子トランジスタ時計は打方なしのモデルしか開発できていない。 電池時計で打方付きのリクエストがあった場合対応できないのはまずい。 ゼンマイをモーターに変更しただけのモータークロックであれば、打方付きにすることは従来技術がほぼそのままなのでお茶の子さいさいだ。 商品ラインナップに打方付きのモータークロックを追加してお茶を濁しておくか・・・。 「暫定措置」「場繋ぎ」の商品だと悟られないように売れよぉ〜。
この時計は、おそらくこんな事情のもと誕生したもので、 打方付きのトランジスタ時計「ソノーラ」が世にでるとお役御免!と姿を消したのだとおもいます。
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2JEWELSとは石入りの受けネジ(サファイア)を使っているということです。 打方は二本棒鈴ですが同時打ちです。半打ちもします。 電磁振子と違って機械がごっそりと外れますので昔のボンボン時計の取り扱いに近いです。 モーター自体はとても静かですが、テンプの刻音は結構気になるレベルです。
規定の電池は平角四号ですが、これは当時から入手性が悪かったと言われています。 平角四号は1.5Vで単一電池を2個並列に接続してたものと同等です。 なので単一を二個並列に入れられるように改造しようかとおもいましたが、 もともとの電池収納エリアを壊してしまうのもどうかと思いまして、単一一個で稼働させています。
当時の資料より
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時打ちなしのトランジスタ時計と併売していました。 「セイコー・本打式モーター時計は従来の時計と同じように時打装置のついた電池時計を希望される方々のために作られた時計です。」 とあります。 特にゼンマイのボンボン時計の置き換えの場合は、打方はあって当たり前という感覚の購入者も多かったのでしょう。 値段は4,450円、これはトランジスター時計より1割ほど高いです。
No.5101,5102の二つが掲載されていますが、 寸法、デザインが微妙に違います。 特に文字板は両方とも植字のように盛り上がっているように見えますので材質はプラスチックかもしれません。 パンフのモデルのほうが改良型だと思います。
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