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時計錦絵

6. 東京名所 銀座通

幾英筆 明治22年 多色木版摺
明治22年1月印刷、出版京橋区尾張町2丁目印刷兼発行者 佐々木豊吉

明治錦絵「東京名所 銀座通」

東京名所シリーズの内の一枚です。銀座4丁目の煉瓦通の時計塔と鉄道馬車が描かれています。
1872年(明治5年)2月26日に銀座・築地一帯を焼き尽くす大火が発生したことをきっかけに、 煉瓦造りの街として建て直しが始まり、江戸から明治へ変貌するかのように西洋式建築の街並みの「煉瓦通」が出現しました。
鉄道馬車や人力車が行き交い、洋装の紳士・淑女で賑わう様子は、まるで文明開化のショーウィンドウのようです。
鉄道馬車は明治15年に日本で初めて開通した「東京馬車鉄道」(新橋 ‐ 日本橋)で電化される明治35年まで活躍しました。 糞尿の問題で見た目ほどは快適ではなかったようです・・。
銀座の柳と歌われた柳は最初は桜並木で有ったことが分かります。

正面の時計塔は京屋時計店の銀座支店で明治初期の銀座のシンボルでした。
明治8年頃、外神田の本店と同様にファーブルブランド商会から輸入した四方塔時計を設置したものです。
この時計塔は大正2年に銀座支店閉鎖と共に取り壊されました。

小林 幾英(こばやし いくひで)

飛幾亭などと号した、歌川 芳幾の門人 明治20年代明治開化絵の最後の時代に活躍した絵師。生没年不詳。


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