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 修理と雑学

古目覚の簡易修理 手抜き洗浄と注油


2-1. 小物つまみ類をはずして裏蓋をとる

  1. 打かぎ(写真の1)をはずす
    手でつまんでケースに書かれている矢印と逆の方向に廻します。
  2. 時かぎ(写真の2)をはずす
    同上
  3. 目安まわし(写真の3)をはずす
    同上
  4. 針まわし(写真の4)をはずす
    差し込んであるだけなので手でつまんで垂直に引っ張ります。
    《注意》セイコーロビンなどの目安針と時計の針をひとつのつまみで行うタイプはつまみの中に中ネジがあり、 これをはずす必要があります。
  5. リン止ネジ(写真の5)をはずす
    マイナスドライパーを使ってはずします。コロナは3本で止まっています。
  6. 以上でリン(裏蓋)を取り外す準備ができました。はずした部品はなくさないよう小箱にでもいれておきましょう。
    リンに手をそえて時計をななめにすればリンがはずれます。おっと、ポロリと何か落ちました? 扇形の変な部品。心配ありません、それはチリヨケといって写真のベソかいた口のようなところからホコリが 入らないように蓋をしてあるもので、緩急針にのっているだけの部品です。さきほどはずした部品たちと一緒にしておきましょう。
    さて、感動的な機械との対面、思ったよりきれいだった?それともホコリだらけだったでしょうか?

2-2. ケースから機械を取り出す


1. 裏蓋をはずしたところ

2. 足をはずす

3. 取っ手をはずす
  1. 中蓋を取り外す
    ケースの縁にはめ込まれている中蓋を手で少しづつ引っ張りながらはずします。 機械、特にテンプを傷つけないよう注意しながらはずしてください。
    錆付いてはずれない場合は、文字板のほうに流れ込まないよう注意してほんの少しだけ隙間に潤滑剤をさします。
  2. 足をはずす
    二本の足を左まわりにまわしてはずします。かたくてはずれない場合は、写真のように 薄いゴム板などを巻き付けてペンチでまわすと傷をつけずに簡単にとれます。
  3. 取っ手をはずす
    取っ手は、ケース内側から小さなナット(写真の青矢印)で止まっているので、 これをヤットコ、ラジオペンチあるいは小型スパナではずします。

4. 鳴り止くさびを引き抜く

5. 鳴り止座をはずす

6. ケースがはずれた!!

  1. 鳴り止ボタンをはずす
    ヤットコなどで写真のように鳴り止くさびをつかんで引き抜き、鳴り止ボタンをはずします。
  2. 鳴り止座をはずす
    写真青矢印の鳴り止座を左まわりにまわしてはずします。鳴り止座の中に鳴り止ネジがある場合(後期型コロナに多い)は ヤットコなどでこれをはずして鳴り止座をはずします。
  3. 機械を取り出す
    以上で機械を固定しているものは全てはずれました。機械の四隅をつかんでゆっくりとケースから取り出します。
    取り出した機械は、写真のように文字板側を上に向けて置きます。

2-3. 針を外す


1. 秒針を手で引き抜く

2. 長針と短針を外す

3. 目安針を喰切りヤットコで引き抜く

本来は時分針抜き器という専用の道具を使用しますが、ここでは身近にある道具を使ったやり方を紹介しま す。専用道具よりコツがいりますが慣れればたいしたことありません。

  1. 秒針を外す
    文字板に傷をつけないよう紙きれをあててから秒針を指でつまんで引き抜きます。 写真では新聞紙の切れ端を使っていますが印刷が移ってしまうことがあるので印刷のないものをおすすめします。
  2. 長針と短針を外す
    先ず初めにマイナスドライバーなどを使用して長針を外します。針に傷をつけたり折り曲げたりしないよう注意してください。 二本のドライバーを使って左右から同時にこじる とうまくはずれることもあります。長針が外れたら次にヤットコなどを使用して短針を外します。
  3. 目安針を外す
    再度文字板に傷をつけないよう紙きれをあててから、喰切りヤットコで目安針を引き抜きます。 コロナ系ではかなりきつく取り付けられている場合があり、喰切りヤットコで引っ張るだけでは無理な場合があります。 そのような場合は、喰切りヤットコの先端で目安針の下を支えた状態で先の丸いポンチなどを使って目安真を軽く叩いて みてください。(一人では無理なので誰かに手伝ってもらってください)
注意してください

目安針が時分針と同じように中央についているものは文字板裏にある目安歯車に圧着してあることが多く、 この場合目安針をはずす必要がありません。無理にはずすと再取り付けが困難なので注意してください。


目安針が真中についているものは・・・

多くがこんなふうに目安歯車ごとはずれます

2-4. 文字板とゴトクを外す


1. ピンをヤットコで掴んで引き抜く

針が全部外れたら、次に機械から文字板とその台(ゴトク)を外します。

  1. ゴトクに足があるタイプ
    画像の時計のようにゴトクに3〜4本の足があって、それが機械の地板にピンで固定されているものはピンをヤットコなどで 手前に引き抜くとゴトクと文字板が外れ機械だけになります。
  2. ゴトクに足が無く機械にネジ止されているタイプ
    へそ目やコロナ系はほとんどこのタイプです。文字板がゴトクに2〜3本のピン(まれにネジもある)あるいはゴトクの爪で 固定されているのでピンの場合はそれを引き抜き、爪の場合は爪を引き起こして文字板を外します。文字板を外すとその下に 3〜4本のネジがあり、それを外すとゴトクが外れます。
    【注意】爪は起こしすぎるとポロリともげるので引き起こすのは文字板が外れるぎりぎりのところまでに してください。もげてしまったらゴトクと文字板にドリルで穴を開けてピンで固定します。まれに予備の 爪がゴトクに切ってある親切設計のものがあります。そんな場合は新しい爪を使って固定します。


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